文系大学生の「卒業論文」の書き方道場

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さて、前回の記事では、「専門書」を集めようという話をしました。

 

「概説書から、専門書を引き出そう!」ということですね。

 

この時、「深い」論文を書こうと思ったら、「専門書」のみでも十分ですが、論文には「境界を攻める」論文もあります。

 

例えば、「独占禁止法」についての深い論文を書こうと思った場合は、「独占禁止法の専門書」で十分かもしれません。

 

しかし、境界を攻める場合は、専門書は1冊では足りないということになります。

 

「境界を攻める」なら、2冊以上!

日本国には「独占禁止法」という、国が「独占的な市場を持つことを禁じる法」が存在します。

 

一方で、「特許法」をという法律もあり、これは、一定の場合に国が「独占」を認めるというものです。

 

すなわち、独占禁止法」では独占を禁じるが、「特許法」では独占を認可するということになります。

 

「これは、どうしたことでしょうか?」と論じ、調査する論文が書けそうですね。

 

 

この場合でしたら、「独占禁止法」の専門書と、「特許法」の専門書の両方を読むことになります。

 

ですから、2冊以上の本を集めることになります。

 

 

 

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