文系大学生の「卒業論文」の書き方道場

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日本の文献の場合

「吾輩は猫である。名前はまだない(1)。」

 

と引用した場所を「」でくくり、最後に(1)と通し番号を付けます。

 

そして、章末や巻末、あるいはページの下部に、誰のものかを書きます。

 

(1)夏目漱石『吾輩は猫である』、新潮文庫、1961年、p.5
著者名『書名』、出版社名、出版年、引用ページ

 

 

外国の文献の場合

 

「自分が寝床の中で一匹の巨大な虫に変わっているのを発見した(2)。」

 

(2)カフカ・F(高橋義孝訳)『変身』、新潮文庫、1952年、p.5
著者名(翻訳者名)『書名』、出版社名、出版年、引用ページ

 

外国人はふつう、名前が前に来て、あとに苗字が来ます(トム・クルーズ)
しかし、参考文献の表記では、「姓・名」になります(クルーズ・トム)
そして、名前を略記してイニシャルのみにします(クルーズ・T)

 

 

共著の場合

著者名「分担執筆題名」、編者名、『書名』、出版社名、出版年、引用ページ、(シリーズ名)。

 

著者や編者が複数の場合は、

  1. 全員を書く
  2. はじめの二、三人だけ書く
  3. はじめの一人だけ書いて、(他)とつける

の場合があります

 

(『大学生のためのレポート・論文術』(小笠原喜康 著)、講談社現代新書、55〜57ページ)

 

 

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参考文献執筆の注意点
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「論文」の場合
論文を参考文献をするためには、その論文を明らかにする必要があります。どのように書くかを紹介しましょう。
「ネット情報」の場合
ネットの情報は、卒業論文を書く上で重宝します。 しかし、それには本とは違い、ちょっとした書き方の違いがあります。
「新聞記事」の場合
「新聞記事」も資料としては重要です。しかし、参考文献にするには、その書き方を守っていなければいけません。
一覧表記で見やすくしよう
論文の参考文献は、その論文の巻末に「一覧」をつけることが一般的です。その一覧をどのように書くか紹介します。